そこまで理解出来なかった。

阪神大震災が起きた17日がまためぐってくる。
この日が来るたびに思い出す。

震災が起きて2年後、高校時代の友人と約30数年ぶりに会うことに。
会うと同時に恋人とあったように抱き合いその懐かしさに小躍りしたのだ。

彼は神戸の長田に住んでおり震災も身体だけは何とか無事に助かっていたのだ。
そんなこともあり安否と同時に懐かしさとで会ったのだ。

「どこ行く?何がええ?」
「どこでもええで。久しぶりやな~!他の連中どうしているんかな~?」
「そやな~・・・・・まあとにかく一杯やろや」

「どこでもええんやったら近くに安い店あるからそこにしょうか。」
と神戸から来た友人を阪急のガード下の飲み屋に行きテーブル席につく。

10分も話をしただろうか・・・・天井から電車の通る音がガタガタ・・・ゴ~ゴ~・・・ガタガタ・・・
急に友人は何を思ったか机の下にもぐり、じ~として固まっていた。
「何してんねん?なんか落としたんか?」
「あかん!やっぱりこの音聞くと心臓バクバクしてなんかに隠れんといかん気が今でもするねん。また地震が来たんとちゃうか思ってな~」

俺は我に帰り、懐かしさのあまり深く考えず安くてうまい店でええやろと思っただけで彼がもう2年にもなるのにその当時の地震の恐怖がトラウマになっていることに気付いてはやることが出来なかったのだ。

我が家は震災地からかなり離れており金魚の水槽から水がかなりこぼれた程度の状態が故に・・・・・・・

この時期が来ると何時も彼の真っ青になって机の下に隠れたことを思い出す。
何年たったらそのトラウマから抜け出すことができるのだろうか。


一応は最初に地震の時の話や家族の状況を確認し皆無事で難を逃れたことは確認したので、そこから先のことは何も考えていなかったのだ。


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毎日 作太郎

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